2018年にアドセンスのサイト管理画面の仕様が変わり、新しいサイトにアドセンス広告を表示するには、
サイトの登録→審査を経て承認
というプロセスを経ることになりました。
という疑問を持っている人多いんじゃないかと思います。
1月の終わりに、サイトを追加登録して即日承認されましたので、その時やったことをまとめておきますね。
目次
サイト申請って何?どうして必要なの?
2018年秋から「サイトの登録」が必須に
2018年10月から、Googleアドセンスのサイト管理画面の仕様が変わり、
このようにアドセンス広告の掲載が許可されたサイトは「準備完了」と表示されるようになしました。
従来はアドセンスアカウントを持っていれば、自分が所有するサイトには自由に表示することができました。
しかし、仕様変更後は、管理画面に新しいサイトを登録して審査に通らないと、広告の表示ができなくなりました。
どうしてサイト審査や管理が必要なの?
「審査に通ったサイトにしか広告が表示できない」ことによって、
1つには自分の広告コードを他人に勝手に使用されることを防止することができます。
アドセンスには、「自己クリック」を禁止する規約があります。
他の人が勝手にアドセンスコードをコピーしてどこかのサイトに貼り付けてその広告を何度もクリックすると、
規約違反→アドセンスアカウント停止
ということが起こる可能性があります。
何が目的なのかは私は理解できませんが、「アドセンス狩り」と呼ばれるこういう行為をする人がいるのです。
そこで、以前は、
新しいサイトにアドセンスコードを貼ったら、自分で管理画面にサイトを登録し、「未登録のサイトは、たとえコードが掲載されていても広告を表示させない」という方法で、コードを勝手に使われることを防いでいました。
ただ、サイトの登録による管理は任意で、登録しなくても広告の表示は可能=知らなかったり忘れたりして登録しないでいる、ということもあり得たんですね。
管理画面の仕様変更によって、アドセンスコードを貼るには管理画面に必ず登録&Googleが審査することになったんですね。
仕様変更前に登録済のサイトはあらためて審査をする必要はなく、そのまま広告が表示されています。
アドセンス管理画面に登録したときのサイトの状況
2019年1月29日に、申請→審査通過したサイトのデータ
ドメイン取得 | 2018年12月初旬取得 |
---|---|
サーバー | エックスサーバー(SSL化済み) |
CMS | WordPressテーマ |
WordPressテーマ | JIN |
ブログ運営期間 | 約1か月 |
カテゴリー数 | 5 |
記事数 | サイト登録時17(審査終了までに1記事追加して18) |
アクセス解析 | GoogleAnalytics(サーチコンソール連携済) |
サイトマップ | プラグインGoogle XML Sitemapsにて作成→サーチコンソールに送信 |
プライバシーポリシー | 「JIN」にもともとあったものを少し編集 |
お問い合わせフォーム | プラグイン Contactform7で設置 |
ブログと管理者の紹介ページ | 設置 |
気を付けたこと
1.「作りかけ」に見せないこと。
- 1つも記事を入っていないカテゴリーを作らない
- 「画像が設定されていない」などのエラー表示がないようにする
記事数が少なめであっても、一応サイトとしてはできあがった形であるように作りました。
2.他の広告を入れない
今後は、アドセンスと併用してAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトを利用する予定なのですが(既存をアドセンスブログでもそうしている)、申請するときには広告リンクを一切入れないのはもちろん、プライバシーポリシーの記載からも、他のASPの名前を外しました。
(審査が終わったので戻しました)
申請の手順
アドセンス管理画面の
サイト>サマリーを開き、「サイトを追加」をクリックします。
次の画面で、新たに登録したいサイトのURLを入力します。
表示されたコードをコピーして、サイトの
に貼ります。JINの場合は、「HTMLタグ設定」で、
【head内】
にコピーすればOK。
通常、ここにはGoogleアナリティクスのコードを書いてあると思いますが、その下でいいです。
コードをサイト内に貼り付けたら、「完了」をクリックします。これで申請は終わります。
審査は、通常は1日中くらいに終わるそう。
今回は、朝9時に申請して、17時くらいに管理画面を見たら、登録したサイトのURLの横に「準備完了」と出ていました。
審査10時間くらい、とツイートしたんですけれど、勘違いでした。
しかも、本当は、16時10分くらいにメールが来ていたので(^^;審査にかかった時間は7時間ちょっと。
サイトの追加(審査の申請)をすると、「待っている間に準備をしましょう」的な文言で、自動広告のコードをサイトに貼るように誘導されます。自動広告を使う気がなければ、無視していいです。
私は自動広告を使わないのでスルー。
審査通過の連絡が来てから広告ユニットを作って貼りました。
追加サイトの登録の審査の厳しさはどれくらい?
もちろん、Gooleの審査担当者に「どこを見ているんですか?」って直接聞いたわけではないので、「この程度なら通るかな」という自分の施策と、それが実際に通ったことからの「体感」です。
10年くらい前に私がアドセンスアカウントを取得したときには、無料ブログでそれなりに記事数入っていたら、まずOKみたいな感じでした。
最近ではすっかり厳しくなっていますよね。
じゃあすでにアカウントを持っていて、サイトを追加するときもすごく大変なの?
というと、
たぶん、新規にアカウントを取得するときほどは厳しくないんじゃないかと実感しています。
審査期間も基本1日のうちに終わるとされていますし、1日にどれくらいの数の申請があるかは不明ですがすごく多いと思うし、そんなに細かく見られないのでは?
また「アカウントを持っている、ということは、Gooleの規約も、広告媒体として求められていることも理解している」とみなされているのかもしれません。
記事テーマを絞る必要はある?
アドセンスアカウントの新規申請では
「さまざまなテーマの記事が混在している雑記ブログは合格しにくくなっている」という話を聞きますが、私は、今回あえて雑記ブログの体裁で申請してみました。
申請用に一次的に「〇〇のサイト」っぽく見せるため、一つのテーマで短期間に10記事書いて申請の体裁を整えるなんてムリだし、今後私はさまざまなテーマの記事を書いて運用していきたいんだし、と思ったからです。
まあ、10記事は無理でも、テーマを絞って、6記事くらいで出してみてもよかったのかもしれません。
結果的に、雑記ブログで審査通過したからいいんですが。
カテゴリーは
〇生活
―体験(4)
―買ったもの(6)
―映画(2)
―料理(4)
〇ブログのこと(2)
の5つ。カッコ内が記事数です。
ただ、同一カテゴリー内で複数同じテーマに関する記事を入れて(映画、ZOZO USED利用体験など)完全にバラバラにならないようにはしました。
画像について
申請したサイトに掲載した写真はほとんどが自分で撮影した写真ですが、アイキャッチ画像などに、何枚か無料写真素材を使っています。
ただし、無料素材写真もCanvaやPhotoshop Elementsで何らかの加工はしています。
アドセンスアカウントの申請でも、無料素材の写真が重複するコンテンツとみなされてはいないようで、あまり気にしなくてもいいのではないでしょうか。
PV数やサイト滞在時間は関係ある?
今回、申請を出したサイトは、申請の数日前に、偶然SNSでシェアされて、その日に200pvくらい行ったんですよ。
その後はそれまでよりも少しPVが増えはしましたが、1日10~50PVくらいです(2019年1月31日現在)。
アドセンスアカウントの新規申請では、アクセスが全くない状態ではない方がいい、らしいですよね。
サイト追加での場合も、ある程度はPVがあった方がいいのではないかとは思って、自分でtwitterやFBに投稿して、いくらかはアクセスが入ってから申請するつもりでした。
それが、本当にたまたま、1記事だけですが、SNSからの流入で3桁PV行ったので、
当初の予定通り、FB、twitterから数アクセス入っているよ、という状態で登録したらどうだったかは不明です。
ただ、アカウント申請でも、1桁の記事数で通解しているケースがありますし、
追加登録の場合も、1日100PVもいかない程度でいいんじゃないかと思います。
まとめ
「一度アカウントを取得すれば手持ちのサイトにはどれでもアドセンス広告を貼ってよい」、から、
都度新しいサイトの審査を申請しなければならなくなったことについては、私の周囲でもネガティブな反応がありましたが、
Googleから、このサイトなら広告を出してもいいよ、と確認してもらうことで、安心して広告を表示させることができますし、アドセンス狩り対策もこれである程度はできるわけですし、そんなマイナスなことでもないんじゃなの?と私は思います。
でも追加登録の審査基準もいつ変わってすごく厳しくなるか分からないので、はやめに登録しておいた方がいいのかも。
ちょっと抽象的な表現になりますが、
Googleと広告主にとって、「良い」とまではいかなくても「問題ない」とみなせるサイトってどういうものかな?
と考えていくのがいいんじゃないかと。
参考になれば。