ボウル蒸し、というのは、
下味をつけた豚肉を耐熱性のボウル(または深皿)に入れ、
ネギをのせて蒸した料理なんですが、
要は、耐熱温度がOKで、水漏れがなかったらいいんでしょ。
だったらアイラップで作れるのでは?
と思って試したらこれがドンピシャでした。
このブログに載せている他のポリ袋調理と違い、
空気を抜いてイラップの口を閉じることはせず、
アイラップの中に食材を入れて口を開けっぱなしにして蒸します。
すると、蒸気が袋の中にはいり、
また肉やネギから出る水分もアイラップの中にたまるので、
肉がスープにひたった状態で加熱され、
直接、網に肉を乗せて蒸すよりもしっとり仕上がります。
また、肉から出た脂はほとんどアイラップの中にたまるので、
鍋が汚れにくく、後始末がしやすいのもメリット。
蒸している時はこんな感じ。
塩と砂糖を刷り込んだ肉にネギを上に乗せて、#アイラップ は閉じません(「ボウル」に入れて蒸すのと同じ状態)。
でも網に乗せて蒸すよりは、鍋ギトギトにならないよ。 pic.twitter.com/32qbg7C2Kg— はるまき@アドセンスブログ (@harumaki_tuzi) December 14, 2019
目次
豚かたまり肉のボウル蒸しをアイラップで作るレシピ
材料・使うもの
- 豚バラ肉または肩ロースかたまり:300gくらい
- 塩 小さじ1弱
- 佐藤 小さじ1弱
- ネギの青い部分 適量
- アイラップ、耐熱性の深皿、鍋、蒸し板(あれば)
蒸し板や網がなければ、耐熱性の深皿をじかにお鍋に入れてもいいです。
その場合、お湯がフツフツするとお皿が揺れてカタカタ音がすることがあります。
蒸し板や網をかませた方が静かに調理できますし、
お水も多めに入れられるのであったほうがおすすめ。
アイラップを直火過熱調理に使うときには、直接アイラップが鍋肌に触れないように注意してください。
直火で加熱している鍋の火元に近い部分は、アイラップの耐熱温度を超えて溶けてしまうことがあります。
アイラップで作る豚肉ボウル蒸し作り方
1.豚肉をアイラップに入れて塩、砂糖を擦り込んで軽く口を結んで(後で開くので)30分~半日置きます。
1時間より長く置く場合は冷蔵庫に入れましょう。
1時間までであれば、夏場以外は室温でいいです。
2.豚肉を冷蔵庫に入れてあった場合は30分前に出しておきます。
鍋に蒸し板を水を入れて蓋をして火にかけます。
3.アイラップの口を開いて、ネギの青い部分を乗せ、
2の鍋に入れて蓋をして弱火で蒸します。
バラ肉、肩ロース肉ともに、
300gであれば、40~50分蒸せば食べられます。
蒸し時間によって食感が変わり、
40~50分だとむっちり、
バラ肉は2時間以上蒸すと脂身がトロトロになります。
肩ロースは1時間半くらいでかなりやわらかくなります。
柔らかくなる時間は、肉の大きさ、
脂身の量などによるので、
50分以降は、様子を見て、好みで加熱時間を決めてください。
4.火を止めて、
肉を取り出して別のアイラップに入れます。
粗熱が取れたらスライスして、辛子醤油などでいただきます。
アイラップ使用豚肉ボウル蒸し風のアレンジ
できあがった豚肉ボウル蒸し風は
そのまま食べるほか、
甜麺醤、しょうゆ、酒を大さじ1ずつ合わせた中にしばらく浸けてから
オーブントースターで焼いてチャーシュー風にもできます。
冷蔵庫に入れて保存し
食べるときにスライスしてフライパンで軽く焼き目をつけても。
アイラップ使用ボウル蒸し風でできたスープの活用法
残ったスープから青ネギを取り出し、粗熱が取れたら
アイラップごと冷蔵庫で冷やします。
脂が固まったら
余分な脂を取り除きます(この脂はラードとして炒め物に使うこともできます)
脂を取り除いたスープを
刻みネギ、豆苗、ニラなどでスープに。