「メゾンカイザー」の、2つの店のクロワッサンを食べくらべしました。
アイキャッチ画像を見ていただくとわかる通り、別物ではないか?というくらい違いました。
メゾンカイザーのクロワッサンっておいしい?
「メゾン・カイザー」はフランスのエリック・カイザー氏と日本の木村屋の木村周一郎氏の共同出資で立ち上げた会社、株式会社 ブーランジェリーエリックカイザージャポンのフランスパンの店。
(フランスパンとは、バゲットのことではなく、フランスのパン)
デパ地下やオフィスビルでよく見るので、時々買います。エクメックや、松屋銀座限定の「パン中洞」とかは結構好き。
でも、ずーっと疑問に思っているのが、
メゾンカイザーのクロワッサンって、フィガロ紙1位獲得、というコピーが付いてますけど(最近あんまり見ないけど)そんなにおいしいです?
ってこと。
クロワッサンはかなり嗜好品的なパンだし、おいしい、おいしくないの感じ方はあくまでも主観ですけど、
フランス発の店ならジョエル・ロブションとか、リチュエルとかの方がおいしいよなあ・・・
まあ、「フィガロ紙で受賞」は、本家のエリック・カイザー氏のクロワッサンのことなので、日本のメゾン・カイザーのクロワッサンが、本当にそれを完コピできているかは「?」だしなあ、と思っていたら、
最近、銀座一丁目にできた、新業態店、
&COFFEE MAISON KAYSER
でクロワッサンを食べたら
そのあとすぐに、公式サイトでクロワッサンがリニューアルした、という情報もあるので、もしかしたら他の店も劇的においしくなっているのかも?と思い、
COREDO日本橋のメゾンカイザーで食べてみたら
そこで、
&COFFEE MAISON KAYSERと、松屋銀座のメゾンカイザーで買ったクロワッサンを食べ比べてみました。
(COREDO日本橋店のクロワッサンを再びお金を出して食べるのはちょっとツラかったので、別店を選びました)
&COFFEEと松屋銀座店、クロワッサン食べ比べ
午前11時に松屋銀座のメゾンカイザー、
11時40分に&COFFEEメゾンカイザーでそれぞれクロワッサンを1つ買い、
帰宅して、お昼ごはんの時間に食べました。
リベイクはなし。
まず見た目から。
形と大きさが違いますね。
生地を巻く方法から違うのでは?というくらい違います。
ちなみに、&COFFEE以外のメゾンカイザーのクロワッサンはだいたい、松屋銀座バージョンと似たような見た目です。
断面。
<&COFFEE>
<松屋銀座>
&COFFEEの方が層が細かい。
食べてみると、
表面のパリパリ感は同じような感じなのですが、
松屋銀座の方は中側が少しもさもさしており、&COFFEEの方がふんわり感がある。
ただ、生地の甘みや、バターの風味ははっきりした違いは感じられませんでした。
別物なのでは?
見た目もぜんぜん違うし、
&COFFEEのクロワッサンだけが特別バージョンなのでは?とも思うのですが、
&COFFEEのクロワッサンのポップに、「メゾンカイザーを代表するクロワッサン」と書いてあるんですよ。
もし、&COFFEEだけを新業態のお店用に特別のレシピにしたなら、それをウリにするのではないかなあ。
しかし、生地の配合も焼き方も同じだとしたら、ここまで味が変わるのか?
そういえば、以前、PAULのアンシャンポールカトルレザンの味が、店によって割と違うので、某支店でちらっとその話を出してみたら、
「窯が違うんですよね」
と言われたことがあって。
&COFFEEは店の右側のガラス張りのスペースに窯があって、焼いて、仕上げている様子を見られます。
松屋銀座のメゾンカイザーは、どこか工房で焼いているものを運んできていると思います。
今のところ、&COFFEEの設備と職人さんの腕がとてもよい、ということなのかもしれません。