体験

代官山蔦屋書店で分身ロボット「OriHime」店員さんの接客体験

オリィ研究所の、遠隔操作ロボット「OriHime」が、代官山蔦屋書店の書店員として、吉藤オリィさんの著書のプロモをする、と聞いて、月曜日の午後、代官山蔦屋書店に行ってきました。

OriHime員さんがいる場所がちょっとわかりにくいので図も載せました。

OriHime店員さんは2019年3月3日までの限定勤務なので、期間中にぜひ訪れてみてください!

(adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});

OriHimeについて

分身ロボットOriHimeは、吉藤オリィさんが代表である、オリィ研究所が開発した、スマホやタブレットの遠隔操作で動かせるロボット。

カメラ、マイク、スピーカーを内蔵しており、首と手を動かすことができる、コミュニケーションロボットです。

用途は、

難病や障害で、外出が困難な人が、OriHimeを通して学校の授業を受ける、仕事をする、旅行をする、映画を見る、といった活動をする、

障害等がない人も、OriHimeを通じて、リアルな体は出張をせずに、離れた場所での会議に参加したり、遠くの会場で講演をしたりする

など。

基本は、スマホやタブレットで操作しますが、
視線入力システムを使えばALSなどで視線しか動かすことができない人でも操作できて、声を出せない人が人工音声で話す仕組みと組み合わせることもできます。

2018年11月、OriHime-D(自走タイプ)がホールスタッフとして働く、実験カフェDawnに行きました。
その時は、まだ「はるまきブログ」を立ち上げていなかったので、ブログ記事にはなっていないんですが、こんな様子でした。

遠隔操作でオーダーを受けつけてドリンクを運ぶことができるOriHime-D。

遠隔操作でコミュニケーションをとることが主な機能である従来型OriHime。

今回、蔦屋書店で、書店員になるのは、従来型のOriHimeで、吉藤オリィさんの新著「サイボーグ時代」の紹介をしたり、お客さんとコミュニケーションをする、とのこと。

OriHimeはどこ?!

代官山蔦屋書店(代官山T-site)は、東急東横線代官山駅から徒歩5分ほど、旧山手通り沿いにあります。

代官山T-siteに行き着くこと自体は別難しくないと思います。

ところが、

3つの棟に分かれた代官山T-siteのどこにOriHime店員さんがいるのかが分からないんです。

「プロモーションなんだから、「サーボーグ時代」を置いているジャンルの近くなんじゃない?

と推測して、

店の中の、商品検索システムで、「サイボーグ時代」を検索しました。

「1」という棟1階の、レジの前のようです。

行ってみると、確かにレジの前の新刊平積み台に「サイボーグ時代」はあったのですが、

OriHime店員さんはここはいませんでした。

おそらく、同じ1棟のどこかだろうな、と探していると、見つけました。

このあたりになります。


(代官山蔦屋さん公式のフロア図をお借りしています)

平日、OriHime店員さんが稼働するのは16時~18時です。

16時までは少し時間があり、OriHimeがいる場所が分かったので、他の場所で本を見たりして、16時ちょうど位にもどりました。

OriHime店員さんから本を買う

Orihime店員さんのところにもどると、ちょうど、目のライトがついて、パイロットさんがログインして動き始めたところでした。

もっと「OriHimeに会うことが目的」の人がたくさんいるか、と思っていたのですが、平日の夕方早い時間だからか、周りのお客さんはたまたまその場に居合わせた、という人だったよう。

私の方から「こんにちは、はじめまして」とあいさつして、OriHime店員さんとしばらく会話しました。

カフェ「Dawn」では、私のテーブルに来たOriHime-Dと、OriHimeのパイロットは二人とも女性だったのですが、この日の、OriHimeの中の人は男性でした。

「私、カフェにも行ったんですよ」と言うと、「カフェもまたやると思います」というお返事があり、楽しみです。

「サイボーグ時代」OriHime店員さんのおすすめポイント

今日は「サイボーグ時代」を買いにきました、と伝え、そのパイロットさんが本を読んで印象的だったところ、面白かったところを教えてもらったのですが、

はるまき
はるまき
「ロボットやテクノロジーの本に、そういう内容が書いてあるの?」

と自分としてはちょっと意外なポイントだったんですよ。

『コミュニケーションが苦手な人が会話を盛り上げるにはどうしたらいいか?』

というのが、その内容なんですが、本を読んだら、本当に、

第5章 対人コミュニケーションを克服する

というコンテンツがありました。

「サイボーグ時代」の中では、
テクノロジーを使ってできることを増やし、自分のできることが不足している場で提供して居場所を得る→孤独を解消する
ことが語られています。

「できること」の提供だけではなく、やはりある程度のコミュニケーションができないと居場所を得ることは難しいので、話すのが苦手な人でもあまりプレッシャーを感じずに実行できて、話が盛り上がる方法が書かれているのです。

はるまき
はるまき
「OriHime」も、体を動かせないという身体的な障害を補うだけではなく、抽象的でニュートラルでありつつ可愛い外観で、「初対面の人から話しかけられやすい」という部分を助けてくれる機能も持っていますよね。

代官山蔦屋+OriHime店員常駐は実現可能かも

今回のOriHimeのお仕事では、書店員、といっても、レジで会計をしたりはせず、吉藤さんの2冊の著書の紹介、に絞られています。

私は今回、普通のレジで会計しましたが、代官山蔦屋には店内にいくつかセルフレジのコーナーがあります。

OriHime店員の紹介で本を選び、お客はセルフレジで会計して袋に入れて持ち帰る、

というスタイルも定着させやすそうな環境です。もちろん、私のように人間の店員さんがいるレジに行ってもいいですし。
→蔦屋さん、OriHime店員の常駐は、いかがでしょうか?

OriHimeさんとお別れすることの動画です(音声あり)

OriHime店員さんに接客してもらった感想

カフェの時は、1時間というかなり長い時間があり、OriHimeパイロットさんへのインタビュー的な会話になる傾向もあって

「普通にカフェでお茶をする」というより、どちらかというと「ロボットがいる実験カフェDAWNを体験する」というアトラクションっぽい要素が強かったんですが、

今回は、カフェの時と違い、パイロットさんの名札はなく、お名前とかどこから操作しているのか、などは分からなかったんですが、

常連になっている店で、よほど親しくなった店員さんは別として、お店で買い物をする時の店員さんとのコミュニケーションは、特に自己紹介もしない方が普通ですよね。
これはこれで「ふつう」な感じでいいのかなと思いました。

期間中、OriHimeはずっと設置されていますが、パイロットさんがログインするのは、

土日 14時~16時
平日 16時~18時

です。

現在障害や病気が(とりあえず)なくて、自分で外出できる人でも、「体はひとつしかない」という制約は、人間ならみんな共通に持っていますが、OriHimeはその「壁」を超えるツールの一つです。

ペットのお世話で宿泊を伴うような遠くのイベントに行きにくい、という「壁」がある人が、OriHimeでそのイベントに参加したり、ということも可能になります。

「ディスプレイに顔を映して話すSkypeやZoomとどう違うの?」と思う人は、ぜひ、OriHimeを通したパイロットさん達とのコミュニケーションを体験してみてほしいです。



この記事のURLをコピーする